レーシックを受けたけど視力が回復しない!【実際の失敗例】

レーシックと失明

「レーシックを受けても視力が回復しない人がいるって聞いたけど、本当?」

「せっかくお金をかけて受けたのに目が良くならないなら、イヤだな…」

レーシックを検討している方にとって気になるのは、手術の安全性と、「本当に視力が良くなるのか?」という効果の面ですよね。

結論からいいますと、確かにレーシックを受けても、思うように視力が回復しないケースはあります。それはどんな理由によるものなのか、くわしく見ていきましょう。

レーシックを受けても視力が回復しない失敗例4つ

まず大前提として、レーシックを受けた人の95%以上は予定通りに視力が回復する、といわれます。レーシックは、決して「イチかバチかの賭け」などではなく、理論的には確実に視力を矯正できる手術なのです。

しかし、中には少ないながら、視力が思うように回復しないケースもあります。実際の口コミをまじえながらご紹介していきます。

①     強度の近視(遠視・乱視)で効果が十分に出ないケース

1つは、近視・遠視・乱視が強すぎるケースです。つまり、「目が悪すぎるために、レーシックをしても十分な効果が得られない」ということですね。

この場合、口コミにもあるように、多くは事前の検査段階でわかりますので、「受けたけれど全然ダメだった」という失敗はそれほどないと思われます。ただ、「もっと回復すると思ったけれど、予想より回復しなかった」というケースはやはりあるようです。

強度の近視・遠視・乱視の人がレーシックで視力を十分に回復できないのは、レーシックが角膜を削る治療法だからです。矯正しなければいけない度数が大きければ大きいほど、削る角膜の量も増えます。国際基準では、最低250μmの角膜を残さなければいけないため、矯正できる度数にも限度があるのです。

一般的には、-10.0D以上の強度の近視や、+6.00D以上の強度の遠視、6.00D以上の乱視の人は、レーシック不適応とされることが多いといわれます。

②     矯正が不十分だったケース(低矯正)

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1036616875?fr=pc_tw

もとの視力が悪すぎるのではなく、角膜を削る量が少なすぎて十分な効果が出ないケースもあります。要は「レーザーの照射不足による低矯正」です。

どれくらい角膜を削るかは、事前の検査結果や本人の希望などをもとに慎重に決定されますが、機械を用いる以上は誤差もあるため、想定していたより視力が回復しないこともあります。このように予定視力に達しなかった場合、残っている角膜の厚みに問題がなければ、追加手術での再矯正が検討されます。

追加手術を無料で受けられる保障があるかどうかは、クリニックによって異なりますので、必ず事前に確認しておきましょう。

これとは逆に、「過矯正」という後遺症もあります。最近は過矯正を防ぐために、初めから低矯正(0.8〜1.0くらい)を希望する患者さんも増えているようです。矯正不足の際は再手術が可能ですが、過矯正の場合は打つ手が少なくなってしまいますので、最初から強い矯正をしたがるクリニックには注意しましょう。

③     手術後に視力が戻ってしまったケース(近視の戻り)

レーシックを受けた後は視力が回復したものの、時間がたつと戻ってしまうケースもあります。まったくの元通りになることは少ないですが、人によっては戻りが大きいこともあるようです。

その原因は、角膜が削られて薄くなった部分が、時間とともに突出してくるためだと考えられています。私たちの角膜は常に内側から圧力がかかっているため、薄くなった部分が押されて、再びカーブが戻ってしまうことがあるのです。

戻りが大きい場合、残った角膜の厚みが十分にあれば再矯正の対象となります。

④     手術後に近視が進行してしまったケース

レーシック後の視力の戻りには、眼球内圧による再近視化のほかに、「近視の自然な進行」もあります。

レーシックは、その時点での近視を回復するための治療であって、その後の進行を食い止める効果はありません。特に、まだ近視が自然に進行しやすい20代半ばまでの人は、手術後にどんどん視力が下がってしまうことがあるのです。

また、最近はPCやスマホなどの影響で、年齢にかかわらず近視が進行しやすいともいわれます。

レーシックで視力が回復しなかった場合の対処法

レーシックでうまく視力を矯正できなかった場合や、再び近視が進んでしまった場合の対処法には、以下のようなものがあります。

再手術(追加矯正手術)

まず検討されるのは、再手術です。

上でも何度かご説明したように、角膜の厚みが十分に残っているかどうかがポイントとなります。可能な場合は、初回の手術から3ヶ月ほど経ってから行なわれることが多いです。

再手術ができない場合は、他の方法を考えることになります。

ICL(眼内永久コンタクトレンズ)

ICLは、最近大きく注目されている近眼治療です。小さなレンズを目の中に移植することで、視力を矯正します。いわば、コンタクトレンズをそのまま目の中に入れてしまう治療法です。特にメンテナンスも必要なく、長期にわたってレンズとしての機能を果たします。

角膜を削る方法ではないため、レーシック後の目にも行なえますし、レーシックの適応にならない強度の近視の方でも可能です。また、レンズは取り出すことができますので、合わない場合は元に戻せるという利点もあります。

オルケソラトロジー(オサート)

オルケソラトロジーは、一人ひとりの角膜形状に合わせた専用のコンタクトレンズを睡眠時に装用することで、日中の視力を改善する治療法です。

寝ている間、専用コンタクトレンズによって角膜の形が矯正されるため、日中はレンズを外しても十分な視力を維持できます。

もともとは軽度の近視を対象としていましたが、近年は強度の近視や乱視、老眼などにも対応できる「オサート®」という治療法が登場したことで、適応がさらに広がりました。オサートなら、レーシック後の再近視化にも対応しています。

メガネ・コンタクトレンズ

レーシック後に視力が低下した場合、術前と同じようにメガネやコンタクトレンズを使用することができます。もっとも簡単で、確実な方法といえるかもしれませんね。

コンタクトレンズの場合、基本的にはソフトを使用できますが、術前と比べて着け心地に違和感を覚える人もいるかもしれません。また、レーシックでの矯正度数が大きく、角膜をかなり削っている場合は、術前とBC(ベースカーブ)が変わっている可能性があります。人によっては、自分に合うBCのレンズが見つからないこともあるようです。

同じく、角膜の切除量が多く、しかも術後に内圧によって角膜が突出して不正な形に変形してしまった場合は、ハードコンタクトレンズしか使えないこともあります。レーシック後にコンタクトを使いたい場合は、独断で購入せず、必ず医師に相談して処方を受けることが大切です。